写真家・尾鷲陽介のお散歩ブログ。猫も。
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蛍の光とカメラのこと


写真に写っているのは蛍です。
先月鹿児島に行ったとき、泊まった旅館の方に蛍の見える場所に
連れて行ってもらいました。
暗闇の中、蛍を手持ちのカメラで撮るのはこの程度が限界かと思います。
でもまあ、「蛍すごいなあ、きれいだなー」と楽しんでいました。

しかし、それもつかの間、おじいさんおばあさんの集団が
どこか他のホテルからも蛍を見に来ていて、
地元の見回りの人が「フラッシュは焚かないでください」
と何度も言っているにも関わらず、ばしばしフラッシュを
焚いて写真を撮っていました。蛍の目に良くないし、
そもそも蛍のような弱い光をフラッシュを焚いて撮っても写りません。

短気な僕はおじいさんに「フラッシュ焚いたらだめだよ」って
注意しましたけど、おじいさんはフラッシュを発光禁止にする
操作法を知りません。
仕方がないので、かわりに僕が設定してあげましたが、
僕も初めて触るカメラなのでなかなか操作がわかりませんでした。
デジタルカメラは何でも自動化して機能は増えているけど
操作は複雑になっています。


テレビは映像の映る仕組みが分からなくても楽しめるけど、
カメラは道具だからある程度の原理や使い方が分からないと
使いこなせません。
なんでも自動化すると、なんにも知らなくてもだいたい
上手く撮れている気がしますが、それでもどれだけ多くの人が
気がつかないうちに失敗写真を生み出しているか。

・どのくらいのシャッタースピードで撮ると手ぶれするか。
・ピントが合う範囲と絞りとの関係。
・適正露出とヒストグラムの見方。
・ISO感度をどのくらいまであげるとノイズが出るか。
・どういうときに露出補正したほうが良いか。
 そのボタンはどこにあるか。
・フラッシュの光はどこまで届くのか。
・色温度とホワイトバランス。
など、僕が思いつく限りですが、知っておくと良いことは
いくつかあります。


使いこなす気がないのならそれでいいけど、
人の感動をそぐようなことはしないで欲しいなと思いました。

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鹿児島。そして猫帰る。


鹿児島へ行ってきました。
義父のお墓参りに。

写真は桜島です。

鹿児島からは昨日帰ってきました。
今朝旅のことをブログに書こうと思って目覚めたら、
足下の猫用ベットの中にイチゴが帰っていました。
18日ぶりのご帰還。
もう帰ってこないと思っていたのに
すっかり野性味あふれる顔になって寝てました。

嬉しいので鹿児島のことはさておき、まずご報告を。

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